有料メルマガという編集者

 メルマガでお金をもらっていいんでしょうか。
 いいんです。
 むしろ、どこが悪いのでしょうか。
 「お金をもらう」というのは時に、「汚い行為」と思われますが、働いた結果(それがいかなる労働であれ)お金をもらう、というのはとても素晴らしいことだと思います。

 お金、というものはいろいろな働きがあります。
・遣って物を買ったりサービスを受けたりできる。
・物の価値を計る基準になる。
・貯めることができる。
 たぶんこの3つがお金の役割なのでしょうけれど、クリエイターにとっては、もうひとつ大きい役割があります。

やる気が出る。

 よく勘違いされることなのですが、「クリエイターという人種は全員、作品を作りたくて作りたくてしかたなくて、いつも作品を作っている」と思われているようです。
 

そんなことはないからね!

 多くの方がご存じの通り、編集者の仕事というのは「原稿の催促」が大きな仕事です。正確なところは「工程の管理」なんだけど、作家さんが締切を守らんから「工程の管理」が「原稿の催促」になっちゃうわけよ。これ以上続けると単なる編集者の愚痴になっちゃうから言わんけど、クリエイターは黙っていてもどんどん作品を作るわけではありません。クリエイターの創作意欲なんて、その程度のもんよ。自発的にどんどん作品を作るクリエイターは天才か狂人だけ(いやマジマジ)。

 そんな脆弱なクリエイターの創作意欲ですが、きちんと作品を作っているクリエイターは何らかの方法で自分の創作意欲をムリムリ奮い立たせています。
 その、創作意欲の源泉となる大きなもののひとつが、「お金」です。
 お金がないと生きていけません。だから、作品を作ってお金にする。

 その行為が是か非かは置いておいて(私は素晴らしい行為だと思いますけどね)、とにかくお金のために制作するクリエイターは多い。つまり、お金は下手な編集者やプロデューサーよりもはるかに優秀な「工程管理人」なわけであります。
 私がメルマガを有料にしたのも、そゆこと。

 最近編集仕事ばっかでろくすっぽ自分の文章を書いていなかったわたくし。「オレはどうしてこんなになまけものなんだあ〜」と頭をかきむしる日々。
 そこで、「そうだ! 読者の人達に、編集者になってもらえばよいのだ!!」と思いまして始めたのが、この「コラム評論放送」。特にメルマガは発行周期を守らねばなりませんので、自分で決めた締切だけに文句も言えません。こんな素晴らしい編集者はいませんな。

 どうだい、きみも月300円(税別)で、バーバラの編集者になってみないかい?
 では私が「編集者」の言うことを聞くかっつーと、すみません、そもそも編集者さんの話を聞くタイプではありませんので、今後も唯我独尊ゴーイングマイウェイでいかせていただきます。

 そもそも、スポンサーの言うことばっか聞いてダメになったメディアが、テレビなんだもんね。メディアはじゃじゃ馬でナンボです。

 

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