『フリーター、家を買う。』を読んだよ。

 本日も計画停電中はいっぱいやりながら読書。
 どーせ仕事になんないし(……というのは半分言い訳。でも半分はホント。ウチ、電気ないと暖房つかなくて寒いの)。

 で、今日読んだのは『フリーター、家を買う。』。

 まー、フツーの感想はAmazonレビューを見ていただくとして(私もみなさんと同意見です)。
 個人的な感想としては、冒頭のつかみがスゴい。
 ほんの数ページで「これは読まなければならん!」と財布のヒモがゆるむものすごい展開。
 前半のストーリーはぐいぐい読者を引き込みます。酒が入っていたので泣き上戸の私としては「こんなスゲー作家がいるなんて」と涙しながら読んでおりました。

 後半は……私からは何も申しますまい。
 竜頭蛇尾の典型のような小説でございました。
 有川浩さんは素晴らしい作家だと思いますし、傑作もたくさんものしていらっしゃいますが、そうそう頭からしっぽまでおもしろい傑作なんて書けるものじゃありませんよね。

 この小説の一番素晴らしい部分は「タイトル」です。
 この『フリーター、家を買う。』というタイトルは、私を含め皆様の財布のヒモをゆるめさせ、ドラマ化させるに値する名タイトルだと思います。
 正直、私が想像した内容と全然違う内容でしたが、このタイトルは読者にいろいろな想像をさせる素晴らしいタイトルです。

 いいじゃん、竜頭蛇尾でも。
 あれだけ素晴らしい「つかみ」を読ませてもらっただけで、充分モトは取った気持ちです。
 『戦闘妖精・雪風』の出だしに匹敵するほどの素晴らしい冒頭。
 小説家志望者の方はぜひ読んでください!